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りきの話〜青年・中年期〜

実家では子供の頃からいつも犬や猫がいたのですが、
りきは我が家史上初の室内犬でした
24時間一緒に過ごす楽しさを教えてくれたのもりきでした
私は一緒に暮らしていなかったので、
たまに帰省すると、りきが新しいことを覚えていたりするのが
とてもおもしろかったです

おて・おかわり・まて・よしは、弟が教えて、
りきは完璧に覚えました
「まて」と言うと、エサをどんなに鼻先に見せても
目をそらせて食べようとしませんでした
私が教えたのは、「まて」の次に「ワン!」と鳴いたら食べられるというものです
「まて」と言って少し待たせてから、手のひらをりきの前にかざします
その合図でりきが「ワン!」と吠える
すると私が「よし!」と言って、エサを食べられるという段取りです
このとき、りきの気分で「ワン!」が「ワフっ!」になったり、
声が小さくなったりすることがあります
あまり食べたくないおやつのときにそうなるのですが、
そういうときは「声が小さい!もう一度!」と言うと、
りきは仕方なく「ワン!」と言い直すんです


りきはたくさんの言葉を聞き分けることができました
「ぶうぶう」は車
りきは車に乗るのが大好きで、「ぶうぶうで行く」と言うと、
自分も行くと言って大興奮!
早く早くと言って、玄関の方へみんなを急かすのでした
だけど、「りきはダメ。お留守番」と言うと、
とたんにしょんぼり....おもちゃをくわえて振り回してスネたりします
りきは獣医さんが大の苦手で、病院に一歩でも入ると
まるで人形のように固まって動けなくなります
だけど、「先生のところへ行こう!」というと大はしゃぎ
なぜかというと「ぶうぶう」に乗れるからです
車に乗ってる間は大はしゃぎで吠えまくっているのですが、
病院に着いたとたんにしゅんとなってしまうのがおもしろかった


ある日、私が母に「お母さん、今ヒマ?」と言うと、
なぜかりきが興奮して大騒ぎ
母が、「うん、ヒマだよ」と答えると、りきはさらに興奮
そして、玄関まで走って行って、散歩用のリードをくわえて持ってきました
うちではリードのことを「ひも」と言ってたので、
「ヒマ」が「ひも」に聞こえたらしいのです
それがわかってから、私と母でよく「ねえヒマ?」「うんヒマ〜」と言い合って
りきをからかったものでした


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りきの苦手なものは、雷、お風呂、階段
雷が鳴るとかわいそうなぐらい震えて、
なぜか自分のトイレに寝たり、
誰かいると抱っこを必死にせがんできたり
一度お留守番してるときに夕立がきて、
母が急いで帰ってみると、どうやって上ったのか
台所のシンクの中にうずくまってたそうです
私とふたりきりの時に、大きな夕立が来たことがあって、
そのときもずーっと抱っこしてあげてました
「大丈夫だよ、大丈夫だよ」と言いながら、
まるで赤ちゃんをあやすようにして、
震えるりきを抱きしめていました


お風呂も大嫌いでした
お風呂に入れられるというのが気配でわかるみたいで、
そういうときは部屋の隅っこでじっとしてます
お風呂場に連れて行かれるとあきらめるのですが、
「終わり!」と言うとダッシュで駆けて行って、
こたつの周りを何周も走り回ってなかなか捕まりません
ドライヤーを当てられるのがまた大嫌いなのです
音が嫌いだったようなので、冬場は温風ヒーターの前で
乾かしたりするようになりました

りきは階段をひとりで上り下りできませんでした
チビだった頃に一度落ちたことがあって、
それから階段が嫌いになったみたいです
2階には行きたいけど、階段が怖いので、
いつも抱っこしてもらってました
ずいぶん前ですが、私とりきの間で「集まれ〜!」っていうのが流行って
たとえば「お二階行きたい人、集まれ〜!」って言うと、
りきが私の脚元に走って来て立ち上がってアピールするんです
「じゃあ、抱っこしたい人!集まれー!」って言うと、
(もう集まってるんだけど)りきがまた立ち上がって私の膝にタッチ!
そうしてよく抱っこして2階に行って、物干に上ったりしました


りきとの思い出がたくさんあって、
いつまでも書いていられそうです
いまでもりきを抱いたときの感触、
背中の感じ、柔らかい毛の手触り
頭をなでられたときの顔
なにもかも覚えています
今頃、天国でお昼寝してるだろうか
とうちゃん、りきを迎えに行ってくれたかな
りき、私はまだ泣いてばかりだけど、心配しないでね
大好きだよ、愛してるよ、りき

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