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2014年12月

Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち

先日BSプレミアムで放送していてなにげなく録画しました。
私はダンス・舞踏にそれほど興味を持ったことはありませんでした。
ずっと昔にクラシックバレエの公演を一度だけ観に行ったことがあるぐらい。
そんな私はピナ・バウシュの名前は聞いたことがあっても、
彼女がどんな人でどんなダンスをしていたのか全く知りませんでした。
予備知識ゼロでこの映画を観ました。
それなのに全然飽きませんでした。
なぜだろう?

Line10

「言葉で表せないことってある。想像してもらうことが大事。
言葉で言い表せない何かを感じ取ってもらうのがダンスの原点」
そんなピナの言葉から始まる冒頭。
ステージに敷き詰められた土の上で、男女のグループが激しく踊る。
私は、特に女性の力強さに引き付けられた。
何かを自分の方に引っ張りよせるような腕の動き。
不安、おびえ、戸惑い、恐怖…。


モノレールに白いドレスの女性が乗ってくる。
まるで鉄でできているロボットみたいな動き。
白いクッションをハイヒールで踏みつけ、
掴んで平手打ちしたり、
お尻で座席に押し込んだり。
笑ってしまう…こんな人って確かにいる!
素敵なはずのドレスはなんだか甲冑みたいだし、
ハイヒールもエレガントではなくて暴力的(笑)
座席に座ってすましているけど、正体は…?


一列に並んで身体検査を受けているみたい。
カットが変わると、みんな歳をとっている。


頭と肩と肘と手首に木の枝を載せて歩く男性。
どうして枝が落ちないのだろう。
まるでこの人が木になってしまったみたい。








Line10
土や水のある舞台で躍動するエネルギー
ときにシリアスで、ときにユーモラスな動き
あらゆる感情ではち切れそうな肉体。


腰をロープでつながれている女性が
右に左に半円を描いて走る。
最初は、ロープから逃れようとしていると思った。
その後、身体は前傾していき、
腕は高く掲げられ、動きが止まる。
ロープでつながれていることで成り立つ姿勢だ。
最初に感じた窮屈さ、不自由さと
そこから変化していく感覚…この自由さはなんだろう。
自分を縛り付けているロープが与えてくれる自由…!

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